赤ちゃんが生まれて最初に行われる行事がお七夜というものになります。
命名式とも呼ばれ、赤ちゃんや赤ちゃんの名前を親戚や近所の人、地域の神様にお披露目するものになりますね。
お七夜はお祝い事ですから、お披露目が終わったらお祝い膳という料理をいただきます。
ここで食べられる料理とは一体どのようなものなのでしょうか。
お祝い膳のメニュー
本来のお祝い膳は、一般的には赤飯や尾頭付きの鯛、紅白のかまぼこやなますなど、縁起が良いとされる料理が並びます。
実はお七夜というのはその起源がはっきりしていません。
しかし、昔は栄養状態等が悪く、赤ちゃんの生存率も低くて1週間生き延びられる赤ちゃんが少なかったということから、1週間無事に生きてこられたということを喜ぶ儀式でもあります。
ですから、赤ちゃんが健康でいられるように、長生きできるように、などという願いを込め、縁起が良いとされる料理をお祝い膳として振る舞うのです。
実際のお祝いの料理
その一方で、赤ちゃんが生まれて1週間のお母さんは料理などをするような余裕は無いですよね。
例えば、赤ちゃんが生まれて100日後に行うお食い初めでは、レストランや旅館、ホテルなどで料理をいただく以外にも自宅でお食い初めをするという選択肢があります。
赤ちゃんが本当に食べるわけでは無いですが、初めて赤ちゃんに作ってあげた料理だということで腕によりをかけるお母さんも少なくありません。
しかし、お七夜というのはまだまだお母さんも退院したばかりであり、そこまでの料理をすることができません。
ですから、最近では仕出しを取ったりお寿司を購入したりするケースが多いのです。
どちらかというと、お父さんがお母さんをねぎらうという意味で料理を振る舞うのです。
お七夜に招待された場合のご祝儀
最近では、赤ちゃんとお父さんとお母さんでお七夜を行うというケースが増えています。
まだまだ赤ちゃんも生まれたばかりですし、お母さんも親戚がもてなすような余裕がないということから内輪の行事になりつつあります。
しかし、もしもそんなお七夜に招待されたのであれば、ご祝儀を忘れないようにしましょう。
ご祝儀というのは一般的に5,000円から10,000円が目安と言われています。
また、振る舞われる食事がありますからお返しはありません。
気の利いたお父さん、お母さんであれば手土産として菓子折等が用意されているかもしれませんが、赤ちゃんのお世話で忙しいお父さんやお母さんにそこまで期待するべきではないでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
お七夜で使われるお祝い膳には様々な料理がありますが、基本的には縁起が良い料理が使われています。
もしもお七夜に招待されたら赤ちゃんの健やかな成長を願い、楽しい時間を過ごしたいですね。