赤ちゃんが生まれて初めて行われる行事はお七夜になりますが、そんなお七夜をする人としない人で分かれます。
赤ちゃんにとって最初のお祝いだからこそ、しっかりやりたいと思う人もいるでしょうし、そうでもない人もいるのです。
それはいったいなぜなのでしょうか。
ここではお七夜をする人としない人のそれぞれの理由についてお話しします。
お七夜をする人
お七夜をする人にとっては、やはり日本の風習を大切にしようと言う考えがあります。
かつては赤ちゃんの生存率が低かったため、赤ちゃんが生まれたすぐにお披露目をするのではなく、1週間経てばまず大丈夫だと言う事から1週間後に赤ちゃんと赤ちゃんの名前のお披露目をするようになり、それが現代に至っています。
最近ではインターネットの普及により、赤ちゃんの誕生と同時に赤ちゃんの名前まで公表すると言うパターンが一般的ですが、やはり改めて赤ちゃんが1週間無事であったと言うことを祈るために、お七夜をすると言う人がいるのです。
お七夜をしない人
その一方で、お七夜はしないと言う考えも珍しくはありません。
先ほども述べた通り、最近では赤ちゃんは生まれた時点で無事かどうかと言うことがわかるようになりましたし、名前も生まれた時に公表することが多くなりました。
また、お七夜をする時はお母さんと赤ちゃんが退院したばかりであることもあり、むしろお母さんの負担になってしまう可能性が高くなります。
そもそも1ヵ月後のお宮参りで親戚が集まるわけですから、あえて親戚で集まってお七夜を祝う必要はないと言う考え方があるのです。
確かに、出産から1週間しか経っていないお母さんがゲストもてなすのは大変ですね。
赤ちゃんとお母さんの健康第一に
確かに、お七夜と言うのは赤ちゃんが生まれて1週間しか経っておらず、赤ちゃんはまだまだ名義がないですから多くの人に触れると言う事はやめたほうが良いでしょう。
さらにお母さんも産褥期の最中ですから、無理は禁物です。
そんな中でお祝いの料理を準備し、ゲストおもてなし、などと言うのは大変です。
かつては赤ちゃんにとっての父親側のおじいさんが中心となって命名式などを行っていましたが、最近では核家族化が進んだこともあり、夫婦で祝杯をあげると言うパターンも増えつつあります。
赤ちゃんとお母さんの体調優先に、臨機応変にできると良いですね。
まとめ
いかがでしょうか。
確かにお七夜をする人としない人で分かれますが、いずれにせよ後悔しないようにしたいものです。
また、お七夜をしなかったとしても赤ちゃんが1週間無事でいた事は喜ばしいことですから、赤ちゃんの誕生とは別に喜べると良いですね。