赤ちゃんが生まれて最初の行事がお七夜というものになります。
その起源は明らかにはなっていませんが、かつては赤ちゃんの生存率が低く、1週間生き延びられればまず大丈夫だと言われていたことから、1週間経ってから赤ちゃんのお披露目をしたといわれているのです。
そんなお七夜はお祝い事ではありますが、実は短時間で済ませるべきだと言われています。
それはいったいなぜなのでしょうか。
赤ちゃんに負担をかけないように
お七夜という事は赤ちゃんが生まれて1週間ということになります。
まだまだ新生児の赤ちゃんは抵抗力が弱く、昼夜の区別もついていません。
赤ちゃんに徐々に刺激を与えていくことが大切ですが、あまりに刺激が大きすぎると疲れてしまい、負担になってしまうのです。
もしもお七夜を赤ちゃんとお父さんとお母さんだけで行うとであれば問題はありませんが、もしも両家のおじいさんやおばあさんを呼んだりすれば、多くの人が赤ちゃんを抱っこすることになり、赤ちゃんにとっても刺激が大きすぎてしまいます。
ですから、赤ちゃんの負担にならないためにお七夜は短時間にする方が良いのです。
お母さんに負担をかけないように
赤ちゃんが生まれて7日目という事は、お母さんにとっても出産してから1週間ということです。
まだまだ病院から退院したばかりであり、体は回復している最中です。
産褥期であり、大事な時期ですよね。
また昼夜の区別がついていない赤ちゃんのために、3時間に1度は授乳をしなければならないなど、お母さんは疲れきっていると考えられます。
まだまだ赤ちゃんもお母さんも初めてのことだらけですから、授乳1つも大変なのです。
だからこそ、お母さんに余計な負担を与えないようにお七夜を短時間にするということも大切です。
特にお祝いの食事はお父さんや周りの人がお母さんをねぎらうために、お母さんの好きなものを用意しても良いですね。
しっかりとしたお祝いはお宮参りの時でも大丈夫
お七夜は赤ちゃんが生まれて初めてのお祝い事だからこそ、しっかりやりたいと思う人もいるかもしれません。
しかし、先ほど述べた理由により、お七夜の時期は赤ちゃんやお母さんにとっても繊細な時期であり、まだまだ赤ちゃんのお世話に慣れていないお父さんやお母さんにとっては疲れやすい時期でもあります。
だからこそ、お七夜のときには名前を披露するだけで留め、赤ちゃん自身を披露するのはお宮参りの時でも構いません。
まとめ
いかがでしょうか。
赤ちゃんが生まれたら、かわいい赤ちゃんを早くみんなに見せたいですよね。
そして知り合いに赤ちゃんが生まれたら、一刻も早く赤ちゃんを見たいと思うものです。
しかし、そんな大切な赤ちゃんとお母さんのことを優先にし、無理だけはしないようにすることが大切です。
もしもお七夜をするのであれば、短時間で済ませるようにしましょう。